松濤美術館のヒミツを探る!
4月7日(火)から開催される『いぬ・犬・イヌ』に向けて準備中の松濤美術館におじゃましてきました。展示ケースはがらんどう。飾られているものがない美術館も魅力的なものです。
本日おじゃましたのは、4月から開始される新潮講座「東京のちいさな美術館めぐり」の打ち合わせのため。
本では書ききれなかった美術館の魅力をたっぷりお届けするため、どういう構成でどんなことをお話するか?について楽しく綿密な打ち合わせを行いました。
たとえば、こんなコネタを盛り込みます…。
- カーブが続く地下1階の展示室、後ろを振り返ると見えるバルコニーには、建築家 白井晟一が作ったプレートが飾られている。外側に飾られているのでバルコニー内側からは見られない。
- 階段に設えられた照明も白井晟一オリジナルデザイン。じつは、階ごとに照度(明るさ)が異なる。その理由は…(こたえは新潮講座で!)
- 置かれているソファもすべて白井晟一が用意したもの。とくに2階は寝る人続出
そんな小ネタをはさみつつ、建物が好きになる話、美術館が好きになる話、展覧会『いぬ・犬・イヌ』がよりいっそう楽しくなる話を盛り込み、さらには「次の展覧会もいかなきゃ」、と思っていただけるような話を松濤美術館の方に伺う予定です。