山口小夜子 未来を着る人
本日、4月11日から東京都現代美術館でスタートする「山口小夜子 未来を着る人」展の内覧会に伺ってきました。
70年代から80年代にかけて、世界をときめかした伝説のトップモデルとして、そして、年齢を問わずクリエイターたちと共に活動した表現者であった山口小夜子。さまざまな面から彼女をとらえた展覧会です。
資生堂のポスターや、山本寛斎、三宅一生などのショーはもちろん、彼女自らの表現活動などなど、どれもとにかく魅せる!
ひとつひとつの展示物に情報量が多く、思い出も一気に蘇ってくるので、鑑賞に時間がかかる展覧会です、それもまた楽し。
そして、山口小夜子自身の手による、舞台衣装のデザイン画や舞台衣装も展示されています。
彼女はドレメことドレスメーカー学院で服飾について学んでいて、それがきっかけでモデルの道を歩み始めていたんのですね。なので、デザインもおてのもの。
ドレメ学院は目黒駅から徒歩3分のところにある専門学校です。目黒の一角はドレスメーカー学院のほか、杉野服飾大学などもあり、ドレメ通りと呼ばれるそのとおりは服飾を学ぶ学生たちで華やかな雰囲気なのです。
このドレメ通りの一角に、もしかしたら山口さんも通われていたであろう杉野学園衣裳博物館もあります。この博物館、1957年に創設された雰囲気もいまも保った素敵な建物なのです。
くわしくは「東京のちいさな美術館めぐり」でどうぞ(と、無理やり書籍に結びつけてみました)。